- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを何時買えば良いか分からない
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを買って出来るだけ損をしたくない
という方向けの記事となっております。
「Fund of the Year 2019」の第4位になった<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドですがいざ買おうと思うと何時買えば良いのか?と思うこともありますね。
また、買った後は当然損をせず少しでも多くの利益を得たいと考えるかと思います。
そこで、過去のデータを元に何時買うと少しでも有利なポイントで買えるのか、また損失が出にくかったのかと言う事を検証してみたいと思います。
まずは、「まとめ」からです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを毎月積立てする場合のベストタイミング
- 割安な時に買いたい場合、25日移動平均乖離率が-3.5%を下回った時に買うのがオススメ
- スポットで毎月積み立てるなら9日以降の最初の火曜日に積み立てるのがオススメ
- 楽天証券で楽天カードを使って積み立てる(1%ポイントが貰える)場合は1日に積み立てで良い
25日移動平均乖離率、日別の損益、曜日別の損益から導いた結果はこのようになりました。
ただ、これら全てを満たしたタイミングというと長いこと買えなくなるかもしれません。
自分が納得てきた点を取り入れていただき、少しでも将来のパフォーマンスの向上に役立てていただければと思います。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとは
まずは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドについての説明です。
購入タイミングを検討する前に銘柄そのものに対する知識もなければ、そもそも自分が魅力を感じる銘柄でなかったということであっては意味がありませんので参考にしてみて下さい。
- MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除く先進国22ヵ国の大・中型株を構成銘柄の対象とするものです。
- 原則として、為替ヘッジは行わない。
為替ヘッジとは、為替の変動による外貨資産の円ベースの価値の変化を回避することです。
為替ヘッジをするとヘッジコストが高くつきパフォーマンスが悪くなる傾向があるのでこれは好感をもてますね。 - 購入時および換金時の手数料は無料である。
- 信託報酬は年率0.1023%(税抜0.093%)であり安い部類である。
2019年11月時点の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの国別構成比率は表のようになります。
アメリカの構成比率が69.1%と非常に高いです。
このファンドは、アメリカの株価変動に強い影響を受けることが分かります。
また、中国のGDPは世界の中で第2位となっていますが含まれておりません。
そのため、中国へも分散投資したい方は他のファンドと組み合わせる等をしていく必要があります。
移動平均乖離率の推移
グラフは、25日移動平均乖離率と基準価格の推移を示したものです。
25日は1ヶ月の営業日よりも少し多い日数です。
この値が大きくマイナスになっている場合、直近1ヶ月で見るとかなり割安な基準価格になっていると判断することが出来ます。
設定後で見ると25日移動平均乖離率が-3.5%を下回った回数は1,495日中128日です。
25日移動平均乖離率が-3.5%を下回るのは1年に1期間か2期間位のペースになっています。
日々の積立ての他に少し多めに買う場合等は、25日移動平均乖離率が-3.5%を目安にする事は悪くないと思われます。
日別の損益
上記のグラフは、日別に前日比で基準価格の変動が何%あったかを示したものです。
グラフを見てみると、24日の-0.3107%が目立ちますね。
8日までは買った場合その後下落する傾向にあるため、月初に買う場合9日以降に買う方が良いと思われます。
1日に買った場合の月末までの平均損益が1.2032%に対して、9日に買った場合は1.5755%となっており、0.3723%の差があります。そのため月初に購入する場合9日まで待ったほうが良いです。
次に、基準価格、累計購入金額、毎月9日に購入した場合の評価残高を確認してみます。
2020年3月3日時点では投入資金に対して25.06%の利益となっています。
2016年11月までは評価残高が購入金額よりも低くなる(評価損が出る)タイミングがあり、その後の基準価格の上昇が利益に寄与していますね。
一時的な基準価格の下落があっても、積立て投資を行い続ければ基準価格が上がった際は報われると言ういい例だと思います。
曜日別の損益
上記のグラフは、曜日別に前日比で基準価格の変動が何%あったかを示したものです。
これを見ると、月曜日、火曜日が下落する傾向があるという事がわかります。
そのため、何曜日に買うのが良いか?と言われると火曜日に買って水曜日以降の上昇の恩恵を受けるのが良いと言うことになるかと思います。
これらの結果から、どういう積み立て方が一番かというと「楽天証券で楽天カードを使って積み立てる(1%ポイントが貰える)場合は1日に積み立て」が一番オススメです。
之は、日別の損益でも曜日別の損益でも1日に購入した場合よりも1%以上有利となるポイントが存在しないためです。
積立て金額が月5万円を超えているなど、ポイント還元を受けられない場合は、スポットで買い付ける場合、9日以降の火曜日に買い付けるようにするというのが次点です。
また、毎月積立てとはズレますが、割安な時に買いたいということであれば25日移動平均乖離率が-3.5%を下回った時に買い付けていくのがオススメです。