毎月配当があるということで人気のある、NASDAQ100・カバード・コールETFですが過去に投資していたとしたらどういう結果になっていたのか?
高配当ETFを買うのとNASDAQ100・カバード・コールETFを買うのではどちらが良いのか気になる所ですね。
そこで、この記事では米国株ETFで高配当銘柄として人気のQYLDとSPYDを比べてみてどちらが良さそうかを考察してみようと思います。
銘柄比較(基本情報)
まずは、QYLD・SPYDの銘柄比較を簡単に行っていきます。
ティッカー | QYLD | SPYD |
運用開始日 | 2013年12月11日 | 2015年10月22日 |
基準価格 | 22.72 | 41.08 |
配当金(過去1年) | 2.579 | 2.028 |
分配利回り | 11.35% | 4.93% |
経費率 | 0.06% | 0.07% |
運用開始日を確認してみると、QYLD、SPYDともに運用開始から10年も経っておらず比較的新しいETFみたいです。
基準価格は2020年10月25日の株価を示しています。
SPYDは41ドルであるため日本円では4400円弱で1株購入出来る感じですね。
一方、QYLDは22ドルで有るため1株買うのに2300円位です。
ちょくちょく積み立てるとなるとQYLDの方が圧倒的に積み立てはしやすそうです。
また、昨年度の配当利回りは、QYLDが11.35%に対して、SPYDが4.93%と倍以上の差がありそうです。
株価比較(QYLD VS SPYD)
続いて、QYLDの株価、SPYDの株価の推移についてです。
期間はSPYDが上場した以降の2015年10月22日から2021年10月25日までです。
2015年10月22日の株価を100としてそれ以降の動きを表すようにしてあります。
また、配当金は税金を考慮せず配当金全てをを株価に加算するようにしてあります。
日付 | QYLD(100換算・配当込み株価) | SPYD(100換算・配当込み株価) |
2015/10/22 | 100 | 100 |
2020/3/12 | 169.41 | 128.96 |
2021/10/25 | 237.20 | 216.72 |
これをみると、2021年10月25日の株価はQYLDが237.20に対してSPYDの株価は216.72となっています。
その後、コロナショックの時を見るとSPYDは直近の高値185.87から128.96までおよそ7割のラインまで下落しており、一方QYLDは直近の高値192.96から169.41までの87%位までの下落ですんでいます。
1度だけの下落大きな下落であるため、何度か同じようなことがないとこうだとは言えませんが、SPYDは暴落に弱くリバウンドをとっていくのであればかなりのリターンが期待できる。
一方、QYLDは暴落に強くリバウンドを拾うということは効果が少なそうであると考えられます。
まとめ
定期的な、大きな配当が欲しい人はQYLD、暴落などで下がり過ぎを拾っていくのであればSPYDの方が最終的なリターンは高くなりそうかなと。
ただ、暴落を拾うという行為はリターンは元本の上昇で現れるため、多くの配当金がほしいという方はQYLD一択となるのかもしれません。